1. |
経験
04:19
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空気を吸って
見通しは水のようにスムーズ
破裂を待っている小矩形状の感情さ
書を捨てる放埒なども不要
さっさと伝えて欲しい
もっと経験をさせてくれ
遠くをみて
もっと経験をさせてくれ
淡くやけに空白に近い先の見通し
それなら食ったことないものを食いたいし
破裂を待って
想像の向こうは
会ったことない人と話すように
空気を吸って
見通しは水のようにスムーズ
破裂を待っている小矩形状の感情さ
感情さ、感情さ、感情さ、感情さ、感情さ、感情さ
もっと経験をさせてくれ
遠くをみて
もっと経験をさせてくれ
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2. |
ゆっくりおどる人
04:23
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こころ現れた気分だ
反芻する叙情詩
傾く午後泳いで水平線までどうぞ
からだは宙に浮くみたい
不透明かつスローに
路地で溶けていたいぜ
逆光がまぶしい
火事みたいな夕方には
ゆっくりおどる人が見える
かざす手の内角
ゆがむフレーム
低く伸びる影は渦をまく
悪意ほどけてく夕方が
フレームをはずした写真に
見えるとおれは輪郭なくす
どうしたらいい?
意味もなく行き来する抽象と具象か
意味を捨てて
抽象、具象、たゆたう景色を見て
不確かさがモチーフ
目を眩ませて
立ち尽くすロケーション
屋根を這うのは夕闇
ゆっくり進む時間がみえる
オレンジの街並み
ゆがむフレーム
火事みたいな夕方には
ゆっくりおどる人が見える
どうしたらいい
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